チェコ旅行 記事一覧
2015年10月、チェコへ行った。
何故チェコか。複雑な理由がある。
クラシック音楽が趣味の私は、チェコ出身の2人の作曲家が残した楽曲を中学生時代から好んで聴いている。
アントニン・ドヴォルザーク作曲の、交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」と、ベドルジハ・スメタナ作曲の、ブルタヴァ(モルダウ)で有名な「わが祖国」だ。
また、好きな写真家がチェコにゆかりがあったという事。
それらの要因が重なって、この目で楽曲になったブルタバを見たいと言う思いと、現地で音楽を聴きたい。そして、何よりその町並みをレンズに収めたかった。
そして、旅のポリシー「誰でも行かない所へ行く」に、当てはまったため、チェコ行きを決行する事になった。
その後、同僚より勧められた小説「プラハの春」を読み、イマジネーションを膨らませた。
Day.1 プラハへ
晴れ。
チケットを手配した航空会社は、ロシアのアエロフロートだ。(直訳すると航空艦隊)
トランジットで憧れのロシアに上陸するとは気分が良い。
モスクワを経由して、チェコへ入国。
迎えの車に乗り込み、マラーストラナのホテルへ。
初めての印象は「町が暗い」。
早速、小説「プラハの春」に出てくる「カフェ・スラービア」を目指す。
First impression of Prague
Day.2 プラハ城
晴れ。
プラハで迎えた最初の朝。
便利なトラムに乗ってプラハ城へ。聖ヴィート大聖堂の荘厳かつ優美な装飾。
初めてのチェコ料理、グラーシュ。旧市街の美しい町並みと、クレメンティヌムで聴いた室内楽。
観光客で賑わう旧市街を背にトラムでヴィシェフラドへ行き、予約したレストラン「ウ・クロカ」へ。
名物のポークリブを食べる。
プラハ 最初の朝
プラハ城
城下のマラー・ストラナ
旧市街へ|乙参嗜好
ヴィシェフラドの夕食 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.3 カレル橋と旧市街
晴れ。
朝食前にトラムで、カレル橋を見に行く。
穏やかなブルタバの流れと、歴史ある町並みを眺めてから、翌日の切符を会にプラハ本駅へ。
精肉店の肉ランチを食べ、旧市街広場から火薬塔、共和国広場からプラハ地下鉄に乗る。
夕食には伝統のすっぱいスープ。夜の景色を見るため、再びカレル橋へ。
カレル橋へ
プラハ本駅|乙参嗜好
お肉屋ランチ|乙参嗜好
旧市街広場へ
火薬塔から共和国広場へ
プラハ地下鉄
伝統的なすっぱいスープ
夜のカレル橋
Day.4 ボヘミアの森を越えて
雨。
スーツケースをホテルに預け、ショートトリップへ。
プラハ本駅より列車で2時間。チェスケー・ブジェヨヴィチェで、チェコで最も美しいフルボカー城を見学。
市内に戻り昼食の後、チェスキー・クルムロフへ向かうが、途中で列車が停まってしまう。
バスでたどり着いた世界遺産チェスキー・クルムロフは、ブルタヴァ河畔の古都。
夕食は、伝統の豚ひざ肉のローストと、鱒のグリル。
チェスケー・ブジェヨヴィツェへ
フルボカー城へ
チェスケー・ブジェヨヴィツェ
チェスキー・クルムロフへ
夜のチェスキークルムロフ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.5 古都からモラビアの真珠へ
雨。
チェスキー・クルムロフ城の見学。
鐘楼から見下ろす城下の町はとても美しかった。
昼食の後、バスに乗り込み次の目的地テルチへ向かうが、乗り継ぎが上手くいかず遠回りをする事に。
予定よりも3時間近く遅れて着いた世界遺産テルチは、16世紀のルネサンス様式がそのまま残る美しい小都市だった。
チェスキー・クルムロフ城へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
城から町の外へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
テルチへ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
テルチの夜 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.6 王都への帰還
雨のち曇り。
「モラビアの真珠」と呼ばれるテルチを朝から散策し、昼食の後バスでプラハへ。
3日ぶりの都会に安堵する。
ヴァーツラフ広場で悲劇の歴史を実感し、夕食には美味しい肉料理を堪能。
作家フランツ・カフカの通ったカフェでコーヒーを飲み、ホテルへ。
テルチの朝
テルチ 散策
テルチ駅 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
テルチからプラハへ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ヴァーツラフ広場 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.7 ドヴォルザークの夜
曇り。
カレル橋の旧市街側の塔へ登る。
川沿いのマーケットで昼食を取り、土産物を買いに旧市街へ。
夜はプラハ市民会館(スメタナホール)にて、ドヴォルザーク管弦楽団による演奏を鑑賞。
初めて生で聴いたドヴォルザーク第9番「新世界より」は、日本のホールでは決して味わえない臨場感を醸し出した。
地下のレストランで夕食を取り、ホテルへ。
カレル橋の橋塔へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ファーマーズマーケット | 乙参嗜好-オッサンシコウ
プラハ市街 再び | 乙参嗜好-オッサンシコウ
プラハ市民会館 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.8 わが祖国へ
晴れ。
ホテルにて最後の朝を迎える。
こういう日に限って、空は快晴だ。
初めてのチェコエアー。
モスクワでアエロフロートに乗り換え、日本へ向かう。
シベリア上空で見えたオーロラは美しかった。
わが祖国へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
番外編
総延長140キロのプラハ市電は、編成こそ短いものの、東京並みの過密ダイヤで、どこへ行くにも便利だ。