チェスキー・クルムロフへ
2015年10月 チェコ、ショートトリップ1日目
「チェスケー・ブジェヨヴィツェ(České Budějovice)」から、世界遺産「チェスキー・クルムロフ(Český Krumlov)」へ。
チェスケー・ブジェヨヴィツェ駅からは、直線で20キロ程である。
バスの方が便数も多く便利なのだが、ここはあえて鉄道を選んだ。
切符は前日にプラハで購入済みだ。
このまま列車でチェスキー・クルムロフへ着けるものだと思っていたのだが、車掌の様子がおかしい。
我々に何かを伝えたいようだ。
どうやら「チェスキー・クロムロフまで、列車は行かないから、途中のクリムジェで下車してバスに乗り換えろ」と言っているらしい。
そういえば、プラハからの列車の車掌も「列車が動いていない」ような事を言っていた。てっきり偶々その時間だけ止まっているのだろう、と思っていたし、時刻通りに乗る列車が着たので大丈夫だと思ったのだが、やはり途中までしか行かないようだ。
16時34分。
チェスケー・ブジェヨヴィツェから16キロ、クリムジェ(Křemže)で降ろされる。
16時54分。
クリムジェから直線で10キロ。無事チェスキー・クルムロフ駅へ着いた。
が、ここで衝撃の事実が発覚する。
そして、何故鉄道でここまで来る事ができなかったのか、何故バスによる代替輸送だったのか、人身事故か、がけ崩れか。
きっと鉄道を止めなければ行けない理由があったのだろう。プラハで切符は買えたのだから。
チェスキー・クルムロフ駅のホームを覗くとその理由が明らかになった。
線路が無い
!?
線路無いのに、目的地まで鉄道切符が買えてしまう。しかも、買ったときに何のアナウンスも無い。
スゲーなチェコ。
日本の素晴らしさがまた一つ分かった気がする。
駅からトシーダ・ミール通りを徒歩で10分程南下し、チェスキー・クルムロフの旧市街を見渡せるビューポイントへ来た。
床屋橋を過ぎ、ドロウハー通りのホテルにチェックインする。
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