ベルギー&フランス旅行 記事一覧
2013年10月、初めての海外旅行へ。
日本からの海外旅行と言えば、ハワイ、グアムが王道で、ソウル、香港、台北、東南アジアと旅行代理店の店頭にツアーのチラシが並ぶ。
もちろん、どの場所も素晴らしく、それなりに楽しむ事ができるだろう。ただ20代の頃は、格安であれ旅行にその金額を掛けたくなかった。
そこまで行って得られるものとは何なのか。理解したいとも思わなかった。
元々、クリスマスや、ハロウィン等の外来イベントが嫌いだった。
広告代理店の戦略に踊らされ、日本と全く関係の無いイベントを、本来の目的とは関係なく楽しんでいる輩を見るのが、大嫌いだった。
それと同様。海外旅行が安いと煽り立て、こぞってハワイだのタイだのと当たり前のように渡航する。
日本本来の素晴らしさを知らずに、海外に出る輩と同じにはなりたく無かった。
そんな凝り固まって捻くれた頭を持ったまま、時は経ち、気が付くと30歳を越していた。
新婚旅行だ。さてどうする。
ありふれたところには行きたくない。東南アジアも行ってみたいが今じゃない。アメリカは、歳を取ってからでも行ける。
答えが出るのは早かった。
「ヨーロッパに行きたい」
西洋への憧れを現実にするタイミングがやってきた。
じゃぁ、どこへ行く?
大好きなドイツへ戦争遺跡を見に行くのか、それとも古代ローマの史跡を辿るか、オランダで運河を見るか、スイスでマッターホルンを眺めるか、ロンドンでMI6の本部を見るのか。
偶々テレビでベルギーの特集をやっていて、ブリュッセルのグラン=プラスの存在を知った。
ここだ。
その無骨で優美な、ネオゴシック様式の建築物に囲まれた広場。
2013年当時、日本からの直行便が無く、日本人観光客もそこまで多くは無い。
現実的な範囲内で、自分が最初に行く海外は、ブリュッセルが一番ベストだった。
ブリュッセルを中心に、旅行の計画を進める。
飛行機は成田発の日系で、ロンドン経由。
ブリュッセルに2泊し、鉄道でブルージュへ移動、ここで2泊。ブリュッセルに戻ってタリスに乗り、フランスのパリへ行き2泊。帰りはシャルルドゴールから帰る。
という6泊8日の行程が決まった。
この為にカメラも新調し、準備は万端である。
30年の長い鎖国から、ようやく開国を迎えた。
Day.1~3 ブリュッセル
初めての海外
海外の第一歩は、トランジットで寄ったロンドンのヒースロー空港だった。
初めての異国の空気はここで吸った。
看板に日本語は無く、トイレの便器もTOTOやINAXでは無い。
そこは外国だった。
ここから、ブリティッシュエアウェイズで、ブリュッセル国際空港へ。
タクシーで向かった旧市街は、今までの常識を覆す風景だった。
初めて見た海外の風景
ブリュッセルを散策
朝から異国の町を散策。
日本とは違う町並み、日本とは違うパン、日本とは違う人の感じ。
どれを取っても初体験だった。
朝食前の散歩
ノートルダム‐デュ‐サブロン教会
昼食まで散歩
サンカントネール公園
夕方まで散歩
夕食前後
古都ブルージュへ
ホテルから700メートル程先のパン屋で朝食を取り、小便小僧を見に行く。
実物の小便小僧を見た人間は、意外と少ないかもしれない。
その後、列車で町全体が世界遺産のブルージュへ向かう。
歴史ある建物のホテルにチェックインし、街中を散策する。
朝食前の散歩
聖カトリーヌ広場 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
聖カトリーヌ広場から小便小僧へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Manneken Pis | 乙参嗜好-オッサンシコウ
小便小僧からグランプラスへ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
グランプラスからホテルへ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ブリュッセルからブルージュへ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
Day.3~5 ブルージュ
屋根の無い美術館
ブルッヘは中世には一大貿易拠点として繁栄した。その後、経済上の重要性を失って衰退したことで、かえってヘントなどに比べて中世の面影を残す町並みが多く残っている。市街の随所に幅の狭い運河が通じ、赤煉瓦の家屋の並ぶ美しい町並みは「天井のない美術館」とも称され、スウェーデンの首都ストックホルム同様に「北のヴェネツィア」の異称もある。中世以来の町並みの中には、ヨーロッパで最も高い煉瓦建築物である122mの尖塔を抱える聖母大聖堂が含まれており、市街の外れには風車と中世以来の城門も見られる。こうした町並みの美しさが、世界遺産の登録に当たっては評価された。
ブルッヘは47の鐘からなる鐘楼でも有名である(これは別件の世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」に含まれている)。市はいまなお定期的な無料の「コンサート」のために専門のカリヨン(組鐘)演奏者を雇っている。
同時にブルッヘは、その歴史的町並みのなかで優れた芸術を育んできた。初期フランドル派のハンス・メムリンクなどはブリュッヘで活躍した画家として有名である。このメムリンクやヤン・ファン・エイクの作品はメムリンク美術館をはじめとする市内の美術館に収蔵されている。世界遺産の登録に当たっては、こうした芸術を育んだ歴史性も評価された。
Jan Brito | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ホテルからブルグ広場へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ブルグ広場からマルクト広場へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
マルクト広場から街角の井戸 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
街角の井戸から夕食へ | 乙参嗜好-オッサンシコウ
運河クルーズ
運河クルーズに参加。街中を散策。
時間を掛けて歴史ある町並みを堪能する。
北のベネチア | 乙参嗜好-オッサンシコウ
鐘楼からパリへ
朝一で鐘楼に登り、ブルージュを見渡す。
マーケットを覗いた後、列車でブリュッセルに戻り、タリスに乗り換えて、パリへ向かう。
列車での国境越えを行い、パリの北駅へ到着。
-記事準備中-
Day.6~8 パリ
パリ北駅 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
観光名所へ
モンマルトル寺院、凱旋門、エッフェル塔を回り、夜はアジア街でベトナム料理を食べる。
ルーブル美術館の夜景を撮った後、再度凱旋門とエッフェル塔を回り、最後にシャンパンフラッシュを見る。
モンマルトル | 乙参嗜好-オッサンシコウ
エトワール凱旋門 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
エッフェル塔
パリの風景 | 乙参嗜好-オッサンシコウ
ノートルダム大聖堂 そして帰国
サン=ルイ島のカフェで朝食を食べ、生まれて初めて美味しいオレンジジュースと出会う。
ノートルダム大聖堂を見学。その内観に圧倒される。
シャルル・ドゴール空港から日系エアラインで帰国。
機内から、初めてのオーロラを見る。