摩周湖
2016年9月 北海道の摩周湖へ。
日本で最も、世界で2番目に透明度の高い湖。
阿寒国立公園内に位置し、日本の沼湖では、20番目の面積を有する。約7000年前の噴火によって形成されたカルデラ湖だ。
布施 明の「霧の摩周湖」で良く聞く名の通り、なかなか霧が晴れる事が無いと言うが、第一展望台に行った時、比較的見晴らしが良かった。
ところが、第三展望台へ移動すると、「霧の摩周湖」に変貌する。
太平洋上から北上する空気が霧になり、外輪山を越えてカルデラに溜まるのが常のようだが、この日の第三展望台から望む摩周湖の霧は、湖から上って外へ抜けるかのように見えた。
場所に寄るのか、台風の直後の為、気候が安定していないのか定かではないが、貴重な体験だったかもしれない。
周囲を山に囲われており、湖畔に下りることはできないので、展望台から眺めることになる。
湖畔に降りられないため、遊覧船も無く、人工物の全く無い自然のままの湖なのだ。
流れる霧を見るのは飽きない。何時間でも見ていられそうだった。
ようやく来れた摩周湖は、この日最も癒される風景だった。
次回があれば、もう一つの展望台、裏摩周も見たい。
ちなみに第二展望台は、閉鎖されたそうで、今はありません。