サン・マルタン運河 | 乙参嗜好-オッサンシコウ乙参嗜好-オッサンシコウ

サン・マルタン運河

2017年9月 パリのサン・マルタン運河クルーズへ

ヨーロッパは日本と違い川幅が広く、水量も多い。
そのため、内陸にも運河が張り巡らされ、水運が昔から盛んだ。

パリは、最も近い海であるイギリス海峡から中心部まで165キロも離れている。
これは、東京湾から軽井沢や宇都宮よりも遠い。
そんな内陸部にもかかわらず、セーヌ川には様々な観光船や、小型の貨物船が行きかっている。

サン・マルタン運河は、1825年に開通した運河で、元々はパリへの飲料水確保のために作られた。
パリ北東のウルク運河と繋がるラ・ヴィレット貯水池からセーヌ川を結ぶ4.55キロの運河である。

ラ・ヴィレット貯水池はセーヌ川から25mの高く、船をその高さに上げるために5か所、9つの閘門を通る。
閘門が連なる様は、さながら、ミニパナマ運河とも言えるかもしれない。

 

 

 

 

9時半、オルセー美術館駅近くのセーヌ川岸から出発する
ここから上流へ3キロほど進み、サンマルタン運河へ入る

 

 

 

 

 

セーヌ川から見るオルセー美術館

 

 

 

 

 

ルーブル美術館とカルーゼル橋

 

 

 

 

 

ポンデザール(橋)付近のボートハウス

 

 

 

 

 

ポンヌフ(橋)付近に停泊する船
ポンヌフは、新しい橋という意味だが、パリで現存する最も古い橋である。

 

 

 

 

ドゥブル橋付近の、セーヌ川河岸

 

 

 

 

 

火災前のノートルダム大聖堂を下から

 

 

 

 

 

アルシュヴェシェ橋付近のマーケット

 

 

 

 

 

セーヌ川上流よりシテ島

 

 

 

 

 

サンマルタン運河とセーヌ川の合流口

 

 

 

 

 

モーランド橋の下にある最初の閘門

 

 

 

 

 

上流から抽水されて水位が上がる

 

 

 

 

 

水位が運河と同じになたっところで閘門が開く

 

 

 

 

 

セーヌ川からアルスナル港へ入る

 

 

 

 

 

かつては貨物用だったが、現在は個人所有のヨットが停泊するアルスナル港

 

 

 

 

 

アルスナル港から約2キロの暗渠へ入る
暗渠は、バスティーユ広場から伸びるリシャール・ルノワール通りの下にある
暗渠内に照明は無く、ところどころ明り取りの穴が開いている

 

 

 

 

 

暗渠を抜けて2番目の閘門に入る

 

 

 

 

 

高低差があるため、1っか所に二つの閘門がある
こうした閘門を、このあと3か所通る

 

 

 

 

2、3番目の閘門がある「フレデリック・ルメートル公園」を抜け、運河に入る

 

 

 

 

 

船が通るために、道が避ける可動橋
サン・マルタン運河には、このような橋がいくつか点在する

 

 

 

 

バルミー通り

 

 

 

 

 

ポールペール通り

 

 

 

 

 

遮断機が下り、人と車が船の通過を待つ

 

 

 

 

 

グランジュ・オー・ベル回転橋を抜け、4番目の閘門へ。

 

 

 

 

 

水門が閉まり抽水が始まる。
門の奥では道が繋がり、人々が行きかう。

 

 

 

 

 

5番目の閘門を抜ける
閘門の傍にかかる歩道橋には、船を眺める見物客がいる

 

 

 

 

 

4、5番目の閘門がある「アンリ・クリスティーネ公園」を後にする

 

 

 

 

 

ヴィルマン庭園付近のカーブ
パリ東駅にほど近い

 

 

 

 

 

ウジェーヌ・ヴァルラン通りの下を抜け、6番目の閘門へ
これから、この橋の高さまで船が上がる

 

 

 

 

上流から勢いよく水が注水される

 

 

 

 

 

6番目の閘門も水で満たされ、水位が先ほどくぐった道と同じ高さになる

 

 

 

 

 

6、7番目の閘門があるウジェーヌ・ヴァルラン公園を後にする

 

 

 

 

 

空を眺める

右の建物は、音楽の発信地「ポワン・エフェメール」
ライブハウスや、ギャラリー、レストランを併設した施設だそうだ

 

 

 

ラ・ファイエット通りと、ヴィレット通りの交差点の下をくぐり、8番目のロックゲートへ

 

 

 

 

9番目の閘門の水位が上がり、船が出発する
中央、ラファイエット通りの上を走るのは、パリ地下鉄2号線

 

 

 

 

 

8、9番目の閘門を抜けラ・ヴィレット貯水池へ入る

 

 

 

 

ラ・ヴィレット貯水池に並ぶヨット

 

 

 

 

 

クメ通りのリフト橋

 

 

 

 

 

かつての環状鉄道路線「プティト・サンチュール」の鉄橋

 

 

 

 

 

およそ9.5キロの行程を2時間かけて進み、19区のラ・ヴィレット公園へ着く。

 

 

 

 

 

観光客を乗せて復路に出発する「ル・マルタン・ペシュール号」

 

 

 

 


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