父島
2022年10月 父島へ滞在
この日は島内を一周した。
この日は夜から雨が降っていた。
朝5時半、早起きして外に出る。
天候の回復を願い、島の神へ挨拶。
少しだけ日が差したようだ。
翌日の出向を控える、「おがさわら丸」の向こうから少しだけ朝日が差す。
7時半。スコールの中、定刻出港する「ははじま丸」。
島内の展望台、ウェザーステーションへ行くと、西島の上に虹が掛かっていた。
ウェザーステーションの手すりに止まるイソヒヨドリ。
太平洋戦争で沈められた日本の貨物船「濱江丸」の残骸。
昔はもっと船の形を留めていたらしい。
コペペ海岸で弁当を広げ、昼食をとる。
先日のツアーで知り合った関西のおじさんが、カヤックツアーでやってきた。
島が狭いのですぐに知ってる顔と会う。
駐車場に車を停め、小湊海岸へ向けて歩く。
概ね10分くらいだ。
振り向くと、内地では見ないような形容の山が切り立っている。
キングコング出そう。
海岸の入口近くで、Uターンしてきた車に知り合いが乗っていたので停めて話す。
行きの船の喫煙室で知り合った、仕事で来ている気さくなオジサン御一行だ。
仕事が終わったので、島内一周中とのこと。
この人たちとはここでお別れ。
木々に覆われた小道を抜けて、小湊海岸へたどり着く。
天気はイマイチ。
ホテルから湾を挟んだ対岸の山頂にパラボラアンテナが見えた。
行ってみると、JAXAの施設だった。
難易度の低そうな展望台を目指して、初寝浦展望台へ。
初寝浦海岸を見下ろせる。
駐車場から、初寝浦展望台へ行く200メートル程度の道中、戦跡がある。
まるでラピュタのように木に囲まれたこの建物は、海軍通信隊送信所の跡だそうだ。
車を走らせていると、またしても巨大なパラボラアンテナを発見。
国立天文台の電波望遠鏡だそうだ。
本土から遠隔操作してるそうで、急に目の前で動き出した。
ウェザーステーションへ戻り、日没を見ようと思ったが、空は見えるが雲が多い。
西の空は雲だらけだ。
山を下る途中、町を見下ろせるスポットを見つけた。
人口2,000人強の父島において、週に一度1,000人近い観光客を連れてくる「おがさわら丸」は、もはやランドマークである。
東の空も雲が多い。明日は晴れるだろうか。
一度昼食に帰り、再び星を撮りにウェザーステーションへ向かう。
1時間ほど粘ったが、晴れるどころが、どんどん雲が増すばかり。
雲の隙間から星は見えたものの、沖では雷が光っていた。
ぽつりぽつりと雨が降り始めたので、この日は退散する。
夜中に土砂降りになり、イナヅマが光る。