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ヴィシェフラドの夕食

2015年10月 プラハ滞在の2日目

旧市街のクレメンティヌムで室内楽のコンサートを満喫した後、中心部から南へ移動しヴィシェフラドと呼ばれる地区にあるレストランで夕食を食べた。

ヴィトン(Výtoň)停留所へ

カレル橋の橋塔へ続く左手の建物は、道をまたいで作られており、トンネルになっている。
信号は赤。道の手前で立ち止まり、信号が変わるのと待っていると、建物からトラムが出てきた。
プラハの信号は歩行者に優しくない。10秒ほどで赤に変わる。
道を渡り振り返ると信号や標識の裏にステッカーが山ほど張られていた。トラムが出てきたトンネルも落書きでいっぱいである。
世界遺産の町は、実は思ったよりも汚いのだ。それはそれで醍醐味かもしれない。

トンネル横の歩行者用の通路を抜ける。両サイドには土産物屋があり、観光客でに賑わっている。真っ直ぐ行くと「カルロヴィラーズニェ(Karlovy lázně)」停留所だ。
停留所は川沿いにあり、ライトアップされたカレル橋と、プラハ城がとてもよく見える。よくあるプラハの写真はきっとここから撮ったものだろう。

レストラン「ウ・クロカ(U Kroka)」

やってきた17番のトラムに乗り、2キロ程南の「ヴィトン(Výtoň)」という停留所で降りる。
この停留所は、複数の系統が走る丁字の交差点の脇にあり、乗り換えに使われているようだ。
中心地からは離れるため、町も暗くなる。
緩やかな傾斜の道を進み、予約したウ・クロカ(U Kroka)という店に入り、名物のポークリブを食べた。なかなかのボリュームである。カマンベールチーズにジャムの乗ったサラダも美味しかった。

停留所までの道

食事の後は、乗り換え無しでホテルの近くまで運んでくれる6番のトラムに乗って帰る事にした。
ズヴォボドヴァ通りを進み、ナ・スルピ通りにあるアルベルトフ(Albertov)停留所を目指す。
夜の道に、トラムのレールが光っていた。
途中にあったホテルのカラーをラッピングした派手な車や立派な佇まいの廃駅があった。この駅は、元はチェコ鉄道のプラハ・ヴィシェフラド駅(Nádraží Praha-Vyšehrad)で、1960年から使用されていないそうだ。

行き先の違うトラム

アルベルトフ(Albertov)停留所は、ナ・スルピ通りを右折したところにある。
何本かトラムをやり過ごし、本数の少ない6番のトラムは、乗るまでに15分くらい待った。やってきた1両の電車に乗り込んだ。
このまま、真っ直ぐホテルまで帰れると思ったのだが、ここで問題が発生する。
本来6番のトラムが走るはずの無いルートを走り出したのだ。
これは、困った。

とりあえず、ほかの交通手段がありそうなプラハ・マサリコヴォ駅(Praha Masarykovo nádraží)で降りた。
ホテルに行くには、国鉄は論外だし、地下鉄のルートは、乗り継いだ上に結局トラムに乗らなければいけないし、タクシーは信用できない。

結局、トラムを乗り継いで帰る事にした。
ヴァーツラフ広場(Václavské náměstí)停留所で9番のトラムに乗り、無事帰る事ができた。
乗継が面倒で、一本で帰れる系統を選択した結果、帰る時間が遅くなってしまった。
プラハのトラムは、土休日以外の運行間隔は意外と短い。乗り継ぎをしてもすぐに次の電車が来たことだろう。

後から知った話、どうやら工事か何かの影響で、6番の系統は違う路線を走る事になっていたようだ。
よく見ると、停留所に注意文のような紙が、張ってあったのだが、チェコ語は分からないし、車内の放送もチェコ語なので何を話しているか分からない。
これは、なかなかトリッキーだった。

 

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